桃中軒雲右衛門

桃中軒雲右衛門  1936年
Man of the house
 
監督 成瀬巳喜男
原作 真山青果
出演 月形龍之介
   細川ちか子
   藤原釜足



汽車に浪曲師・桃中軒雲右衛門。
いまは東京への凱旋公演の途上にある。




https://www.youtube.com/watch?v=J2yZCBFLW9o





浪曲
なんだっけ、なにいってるの。


「おれは、傷だらけの人間だ。忘れるな」。
この台詞が、この映画の主たるテーマだと思う。
台詞をぶつけた相手が、先妻の子・泉太郎。
それ以後、雲右衛門は、泉太郎と同居する。


芸とは、なに?
映像から感じた芸は、神秘的なもの。
家族そのもの。妻か息子などと。
二者選択的に、観客に向かって強いているように思えます。


芸とは、市井の人にとって身近な話題でしょうか。
家族と離れていなければ、やっていけないとの戒めでしょうか。


テレビのない時代、私が幼い時。
浪曲を聞きながら眠っていたのを、思い出しました。
三味線の音と、バチの音。


浪曲の発する言葉に、なにかしら教えが含まれていると。
先人の教えといったものが、語られていたような気がします。
Tubeにある浪曲を、開けて聞いてみます。