大学は出たけれど
大学は出たけれど 1929年 日本
大学を卒業しながらも、いまだに定職に就けない徹夫。
下宿には、母親と婚約者が訪ねて来ていた。
http://www.youtube.com/watch?v=smsUSA0-cls
時代はいくら変わってみても、国のやり方は稚拙そのもの。
次は、国民の貧しさを身に染みて感じる時。
経済とはなんたるかを、国が学ぶ時。
天からお札が、降り注ぐものではないことを悟る。
学問とは何か。
与えられるものではなく、自らが求めるもの。
探し追求するものが、黒い墨で覆い尽くされた文書から
何も考えは浮かばない。
真っ逆さまに、誇りのない暮らしをするしかない。
大学の意味がない。
国の一員として、誰も働き手を必要としない。