観月の夕べ

観月の夕べ

第5回 ジャワ舞踊・ガムラン奉納公演

岸城神社  御社殿内

( 大阪府岸和田市岸城町11−30 )


■ジャワ舞踊:

「スリンピ・アングリルムンドゥン」、「陰陽 ON_YO」:冨岡三智、西岡美緒

 ラングンドリアン  :   岡戸香里

ガムラン音楽:

 ハナジョス、家高洋、稲葉明子、岩本象一、

 西田有里、松田仁美、アナント・ウィナ・ウィチャクソノ、


主催:ジャワ舞踏の会、ハナジョス

共催:岸城神社


ガムラン音楽と歌

1、アヤッアヤッ・ラスム・ブドル・ジュルック Ayak-ayak Lasem Bedhol Jejer

2、〜ラドラン・ルジャッ・ジュルッ Ladrang Rujak Jeruk

3、〜ランチャラン・ゴドリル Lancaran Godril

4、〜スレペッ・バニュマサン Srepeg Banyumasan



舞踊劇 ラングンドゥリヤン  Langendriyan

ラングンドゥリヤンは中部ジャワ、スラカルタで19世紀後半に発祥し、
マンクヌガラン王宮で発展してきたユニークな伝統舞踊劇で、「ジャワの
オペラ」とも呼ばれます。すべての役柄は、荒々しい男性の役柄も含めて
すべて女性によって演じられ、台詞として使われる歌は、トゥンバンと
呼ばれるメロディーと密接に結び付いたジャワ伝統韻文詩であるところに
特徴があります。物語は、東ジャワのマジャパヒト王国の女王、ラトゥ・
アユ・クンチョウノウングのエピソード(または、ダマルウラン物語とも
呼ばれる)からとられ、王を取り巻く世界を中心とした「闘いー勝利ー死」
「忠誠」、そして「愛(ロマンス)」がテーマとなっています。


今夜演じられる演目は、ラングンドゥリヤンの物語の一部で、Langendriyan
Telu または、Damarwulan Kantaka と呼ばれ、メナッジンゴとダマウランの
戦いで、ダマルウランが気を失うところまでの物語です。ふつうはメナッジンゴ
とその召使のダユン、そしてダマルウランの3人で演じられます。
今夜はそれを、メナッジンゴ、ひとりで演じるという、実験的なものになっています。
ただし、観客の皆様の想像力がより掻き立てられるものになるのではないかと、
期待しています。( 関戸香里 )


以上パンフレットより



ジャワ音楽に魅せられます。
演奏を見るうちで、指揮者となりうる人が見当たりません。
演奏者全員が、一方向に向いていないのです。
観客は、その演奏者を眼の下にして、座します。