毎日が  アルツハイマー

毎日が  アルツハイマー  2012年 日本
Everyday is Alzheimer's

監督 関口 祐加

この家族に元気をもらう

わたしの母、ひろこさんは、アルツハイマーになって2年。
わたしの親不幸歴29年。

2010年1月、オーストラリアを引き上げたわたしと母の
「毎日がアルツハイマー」の物語です。

YouTubeで50万アクセスを集めた超人気動画が遂に長編ドキュメンタリー映画として
堂々完成!関口監督が認知症と診断された母と2年半にわたり向き合い、撮り続けた。
29年間離れて暮らした母と娘。
母のアルツハイマーが娘を日本に呼び戻し、いままでのギャップを埋めるかのように
母と寄り添う。
感情豊かな母との「毎日がアルツハイマー」な生活は、泣き、笑い、時に切なく・・、
そしてまた笑う。

(解説より) ↑


http://www.youtube.com/watch?v=cKXErOjTQ8k



コメディといえば、客の反応は?
監督の信条は、笑いのよう、新鮮さを感じた。


多幸性?
アルツハイマーは、瞬間瞬間を捉えれば普通の人と変わらない。
時間を経た、記憶という概念から見た場合、都合の悪い面があるかもしれない。
裏からみると、周りにいる人の配慮でよくもなり悪くなる可能性がある。

アルツハイマーの病は、自分なりの幸せを掴むことができる、「知らなくても」幸せになれる病気である。
他人から見てくる、アルツハイマー症状に心構えをしていた。
その時と、同じ感覚を確信した。

引きこもり、外に出ない、興味のあることが発見できない。
1人暮らしでなってしまいがちな、閉じこもり。
それを昇華してしまい、家族に囲まれていてもアルツハイマーになってしまう。

79歳になった宏子さん、若々しく、明るい笑顔。
それにもまして監督の性格の、陽気なこと。
病気だというと、すぐにネガティブな印象をもってしまいがちだが、宏子さんの
家族環境は恵まれているとしか言えない。

健常者と障害者、どちらが望ましいかどうか、どちらがマイノリティか関係ない。
幼い孫たちと宏子さんが、大人の会話をする。
祖母に向って嫌な顔をしない、孫。
祖母の望んでいる幸せを、理解しているからだろう。



http://www.youtube.com/watch?v=jZno9S2ce6M