ここが、おおさか駅?

ここが、おおさか駅?


深酒はしていない。
乗った記憶のない、最終の環状線に乗る。
アイパッドを操っている若者に尋ねた。

JR線神戸行、電車に乗れるだろうかと。
懸命に探してくれている、1時・1時過ぎと。
数分経つと、「だめです、ありません」。


なぜ間違ったか問いただしたところ。
大阪行きと大阪発の時刻表を取り違ったらしい。
電車を降りる際、「どちらから」と聞くと、
「ちゅーごく」さよならした。

大阪駅に着くと、休む暇もなく<改札>を追い出される。
行く当てがあるようでない、動きたくないタイミングだった。

時刻に縛られす、平日も日曜もないまいにち。
頼みの綱は、元気な<脚>だったのだが、
いまは、まともに動かない。


4、5年前なら10時間は優に歩くことができた。
大阪から歩いて家に戻ることができた、それに自信がなくなった。
暖かくなっては冷え込んできた、この時期。
<公道>に潜り込んでは、体力が残っているか確かめる。

大阪駅前、ビルがなくなり、バスロータリーがあったところで深夜工事。
大阪駅で見知らぬ街の風景を眺めることができる、
なんて幸せな夜更けなんだ〜。

大阪の地下鉄が遅くまで運行する計画だという。
市長の考えていることが、新自由主義というのか、まともな資本主義を
熟知しているように、とても思えない。

地下鉄、さらにバスも運行時間を長くして、誰か儲けることができると
考えているのだろうか。
たとえ民営化されたとしても、受け継いだ企業が夜遅くまで運営するとは
限っていないものを・・・・<例のひと言が多すぎる>。
権限と企業の方針は、その意味とするところが異なる。

おおさかどまり、
これを解消するのは、JRの時刻表であって<地下鉄のダイヤ>ではない。
ダイヤは、乗車人数の多い少ない理由で電車の運行表を作るのであって、
儲かるから遅くまでやる<いっぱつ論理>ではない。
そのことをこの市長に、わかる才がない。

地下鉄が儲かるようにするには、JRの運行本数を多くしないと相乗効果は
生まれない。あなたがやろうとしていることは、人口が少なくなると
行政自身が縮小することを前提として、構想を練らなくてはいけないのです。



いわゆるそれが、あなたがやろうとしている<発端>になっていたはずです。



地震が起こると予測がされている時代に、海に近づいて「公共施設の身投げ」
の支度をする<WTC>、こういう自治体など前代未聞でしょう。



大阪市長の話すこと、いうこと一つひとつが、この先の不透明さを
案じさせます。
JRは、そう簡単にダイヤを増やすはずがありません。
あなたは、わかっていますか。



始発まで休ませてもらった場所は、例の野宿生活者が殺された高架下の、
階段を上がったところ。
エレベーターが整備されたところの、公道です。