ドーニャとデイジー
ドゥーニヤとデイジー 2008年 オランダ=ベルギー
Durya & Desie
監督 ダナ・ネクスタン
出演 マリアム・ハッソーニ
エヴァ・ヴァンダー・ウェイデーヴェン
テーオ・マーセン
女の子ふたりの幸せさがしの旅
アムステルダムに暮らすドゥーニャとデイジーは親友同士。
厳格な家庭に育ったドゥーニャは、親が決めた見合いのために
モロッコへ帰郷する。恋の果てに妊娠してしまったデイジーは、
母親との関係がぎくしゃくし、はるばるドゥーニャの元へやってきた。
モロッコの旅、イスラムの雰囲気を味わった気分。
欧米文化を取り入れるようになった、女性のファッション。
それに応じて、女性の行動範囲が広がる。
自動車の運転免許を取り始める、女性たち。
高等教育を学び始めても、まだ女性の労働には結びつかない。
イスラム教を受け入れつつ、少しづつ社会を動かしてゆくのだろう。
子供を産もうか、産むべきか。
産もうか、なぜ自分が生を獲得したか、振りかえる。
世界の若者に共通する、選択の過程が描かれている。
男性は蚊帳の外。