このまま16日が来ると、分析に入ってしまう

このまま16日が来ると、分析に入ってしまう

この国では、何年も選挙をやっておきながら、当人である被選挙人が
選挙違反になるとか、公職に携わっている人が検挙されるだろうとか、もめている。
どうしてこういう事態になっているのか?
これで国としての体をなしているのか?バカらしい選挙・政治だということ。
生業である選挙人本人がわからないのであれば、応援する国民が法を理解できるはずがない。

いま選挙でもたついている原因を解消せず、政治を司る人がネットと選挙を改革しようと
まとめようとしないこと。
ネットを使えないように、法律でもって捻じ曲げ立法化したこと。
自分で自分の首を絞めているのに、気がつかないのだから。

自分は頭がいいと、とうぜん思っていません。
しかし、この選挙期間中起こることが尋常ではありません。
あってはならないことが、想定する以前の出来事が次々と起こります。
一審は懲役か死刑、二審は無罪。
留置されている人が自殺ができるなんて・・・。
期日前投票が迅速にできない、日本人に明らかな劣化が生じている証拠です。
何年も受け継がれている、社会的行動なのに何ら完全に果たせないのです。
これは一人個人の、失敗ではありません、周りで同じように働いている者が同じような失敗を
黙認していることに驚かされるのです。

国民ひとり1人の、責任を取るという手法から、他者に回避する形式が良しとされています。
個人の責任が、他者・別のグループの責任と安易に捉えられます。
グループの責任がないかのように、このことに誰も注視しなくなりました。

選挙区では、男の候補者が4人そろっていました。
女性は候補に挙げられていません、選挙のスローガンが原発なのに女性がいないのです。
生みの親、女性が登場しないのです。
何と情けないことでしょうか?
4人に1人ぐらい、女性の候補者がほしい・・・。

311が過ぎ、この総選挙を待ちかねていました、遅いと思ったものです。
一年9か月経って、東日本の復興や被災者の状況がつぶさにわかって、判断する材料は
国民にとって充分行き渡る期間が、あったはずです。
国民を愚弄したまま、野田政権は持続してきました。

311が起こってから医療のすがたがどう変わったのか、国民総出で検証分析しなければなりません。
その材料は、これからの国民の医療に深くかかわってくることでしょう。
時を経て、情報は明らかになって流れてくるものだと信じています。

選挙中の前哨戦、当地で候補者の出ていない政党が、街頭に車を停めて宣伝をしていました。
政党の投票を呼びかけていたのです、必死なのでしょう。
候補者としての、個人の投票を呼び掛けるのではなく、政党のための宣伝です。
投票する側からいえば、私など、政党の投票などしたくないのです。
政党をつぶすためのマイナス投票をしたいぐらいです。
彼らが政治を動かしてきたことは、誰がどういっても変わりません。

選挙制度が、いかに国民のために生かされていないものか、知らされた今回の選挙です。
候補者が4人で、政党が10以上、これは何を意味するか?
隠れ蓑でしかない、政党、罰則規定を受けない政党の存在。

外から宣伝車の声が聞こえない、静かな選挙期間を過ごしました。
もうそんな時代ではないんです、家でじっとしている国民なんていない。
いい加減選挙資金の無駄遣いをやめてほしい、それほどの仕事をしていないのは、
この311からを見てみれば明らかなこと。
これほど国民が期待していた政治と裏腹な現実、この無風の政治空間はなかったでしょう。
化けの皮は、はがれました。