見わたす限り人生

見わたす限り人生 2008年 イタリア
TUTTA LA VITA DAVANTITUTTA LA VITA DAVANTI

監督 バオロ・ヴィルツィ
出演 イザベラ・ラゴネーゼ
   サブリナ・フェリッリ

優秀な成績で大学を卒業したが、正社員の職には就けないマルタ。
ようやく見つけたのは、コールセンターでのパートタイムの仕事。
そこには厳しい競争原理が、はたらいていた。

http://www.youtube.com/watch?v=_2Mi7Dl5Yt0

コメディタッチで描いていたが、前回の映画と同じ展開。
高等教育を受けても就職にありつけない、
さらに大学を卒業した女性を、主役にした題材。


この世界には、優しい人なんていないのね。
他愛のないセリフの一つなのだが、心に突き刺さる。
企業競争なのだから、人にかまってやる時間なんてないんだ。
そういう声が、聞こえてきそう。

だまされ、苦しめられていても、そんなはずがない〜
人をだまして企業が、成長するなんてことがあってはならない。
それを許しているのが、いまの社会なんだ。
日本の社会なんだ。