年金を追いかける、マンションローン

年金を追いかける、マンションローン

生活困窮、貧困。
生活保護、この生活保護の言葉が出てこなかった。
言葉が思い浮かばない。

痴呆症、認知症ハンセン病、病名はよく名前が変えられる。
病名をなずける、職業人が存在するせいかもしれない。
生活保護という概念は、どう考えてもいい加減なつけ方。

人生のある一時期、試練の時だという連想を抱かせない。
まるで安住の地、隔離された場所のような印象をもたらす。
諸外国では、この生活保護に匹敵する名前を変えているという。
人というのは、所詮言葉によって行動を縛っているかもしれない。

原発をいつ止めるか、国民投票で決めるか?
政治決着で電力を国有化するか?
そういう日本人としてやらなければならない、311からその決断の時なのに、
総選挙もなし、国会も開かれていない、働かない議員のニコニコ出演。

この時に、増築ラッシュ・マンションラッシュが続いている。
無策の極み、電気料金が決まらない、企業の電気料も変わらず。
経済がダウンサイジングするという、空き家が増えているのに住宅を増やす。
日本の各地に、空地が存在しているはず。

老いた時、年金がないと悩んでいる若者も、一斉に新築マンション取得に奔走しているのか?
将来の生活を安定させるものだと信じている、年金制度。
一生安楽に過ごせるものと、正社員、長期雇用制度に固執する、労働市場
住宅を取得することより、家を借りることが、生活を豊かにするかもしれない。

年金を獲得できない若者が、将来を賭してローンを抱える、そんな不都合なこと。
誰がそんな人生へ、若者を追いやっているのか。
将来を夢に見て、今の自分を我慢する。
こういう我慢比べを、昔の青年もやってきたのに、同じことを繰り返そうとしている。