ガーダ

ガーダ  2006年 日本
GHADA
パレスチナの詩

監督 古居みずえ

12年間で撮りためた、500時間を超える
映像には、女たちの暮らしと闘いが刻まれている

パレスチナ人女性、ガーダ・アギールを通じ、戦火にさらされながらも
大らかにたくましく生きる人々の姿を、女性の視点から描いた、
ドキュメンタリーです。

古居監督と出会いからジャーナリズムに目ざめたガーダは、48年のイスラエル
建国に伴い、故郷を奪われたパレスチナ人の暮らしを取材し始めます。

封建的な男性社会であるパレスチナにおいて女性たちの声は聞こえがたく、
ここまで彼女たちに密着した作品は古今例がありません。

本編 106分。
パレスチナ人のホスピタリティ、さらに女性監督であることがこのドキュメンタリーの
厚みを増した。
戦火の現場に踏み込んでゆく、女性監督。
それを見てガーダは、心を打たれたのだろう。

特典映像でガーダは、古居監督へのメッセージを伝える。
家族同様のお付き合いをしていると、涙する。
生活に密着した取材をしなければ、生まれない描写ばかり。

http://www.youtube.com/watch?v=WiSpwd3Vj-I