クリムゾン・タイド
クリムゾン・タイド 1995年 アメリカ
Crimson Tide
監督 トニー・スコット
出演 デンゼル・ワシントン
ジーン・ハックマン
ジョージ・ズンザ
米軍原子力潜水艦を舞台に、全面核戦争の危機を描いた作品。
艦長と副長とのせめぎ合いのなか、部下たちが翻弄される。
どちらにつくか、拳銃を抱えての指揮権争奪が繰り広げられる。
組織をどう変えてみようと、長たる人の人格が左右される。
人の行うことに、絶対という言葉はあり得ない。
ミスの連続を行うのが、人間。
潜水艦の中に、女性が働いていないことを不思議に思いはじめる。
さらなる問題を引き起こす、要因が待ち受けている。
そこかしこに<日本>というセリフが散りばめられている。
アメリカと同じ一翼を占めているという言葉。
ミサイルの攻撃を受けてもおかしくない、立場。
映画で放たれる、セリフの中の、<アメリカの>意識。
この言葉が、現実のアメリカの政治的発言に込められていない。
不可思議な存在か、日本。