政府との意見交換会

国家戦力室職員と話そう
エネルギー政策”国民的議論” 政府との意見交換会

加藤聖 (国家戦略室参事官補佐・環境省低炭素社会推進室長補佐)

松原弘直 (特定非営利法人 環境エネルギー政策研究所)

(よびかけ)
さよなら原発神戸アクション
(賛同)
あんしんたべものくらしネットワーク あしの会・・・・・
放射能防御プロジェクト近畿 みんな友達in 関西
19団体。


http://www.ustream.tv/channel/iwj-hyogo1

エネルギー・環境のシナリオに関する問題点
ゼロシナリオ、15シナリオ、20〜25シナリオのことです。
民主党政権の姑息なやり方の例として、歴史の資料として残るか。
参加者の非難が最後まで、叫ばれていました。
政府がコンセンサスを追求するというより、<会合の議事録を残さない悪習を捨てず>、
パブリックコメントを集めたという実績を作りたいのでしょう。

パブリックコメント7万件の回答を得ながら、今も分析中一万件のみ集計。
来週には、政府が方針を打ち出す予定。
「国民的議論」をすると云いながら、パブリックコメントを解析しない体たらく。
野田の云ってる口から次々、嘘があふれてくる。

政府の広報係が、たった一人しか出てこない。
国民の側の要請で、会合を開き自腹を切るのは参加者。
満足な回答もせず、時間があれば<皆さんの意見は会議で伝えたい>という、
連絡業務を公約する発言のみ。

東京から避難して神戸へ移り住んでいる、三つの主婦の発言があった。
エネルギー政策より、補償問題など現実の生活の話が持ちあがる。
参加者は、戦略室の設けた理由もわからず、庶民の怒りを発散するしかない。
国民の意見を全く聞かない、政府であることを知るのみ。

意見や質問が続き、参加者の怒りが収まらない。
最後まで聞き入ったが、まるでテレビのワイドショー。
お化け屋敷のように入場料を支払って、腹にたまったものを憂さ晴らしするかのよう。
官僚といわれる小魚を、イジメしているかのよう。
期待する答えが、返ってくるとは、誰も思っていない。

論点がかみ合わないのではない、本来の主たるテーマが誰しも理解していない。
エネルギーの政策とは、これからどうするかということ。
ところが実際は、電力料金9円とすでに決定してる。
総需要量の重要な部分、産業側の意向があきらかでない。
単価を決める際、重要な立場にいるのが、自家発電を持つ産業群・企業の態度なのだ。
その発言を誰も、追求しようとしない。
この会場で誰も発言しない、今まで経団連も言っていないだろう。

彼らの行動が、電力業界の採算性を決める、重要な位置づけにあるのに答えを導こうとしない。
産業界は、逃げて発言を避けている。
避ける理由は、3・11前と変わらず、原子力村のルールは温存されているということだ。
家庭電力料金より、安い価格で電気を企業へ提供するという暗黙の了解。

エネルギー政策とは、これから国・産業の将来をどう位置付けるか、それを決める原点なのだ。
そこにコミットしようと、パブリックコメントが集められた。
企業を運営しエネルギーをどう活用するか、それはそれぞれの企業が考えることだ。
国の将来を決定する会合に、国民が集った、ところが電気料金をどれだけ値上げするかという、
経営者的観点からの、発言は、まったく持ちあがらない。

9円という料金設定。
料金が先に決まる信じられない、企業にとって御の字の安い価格が設けられているに違いない。
政府や官僚のすることに、何もかも信用できないのだ。
この会合でエネルギー政策をどうするかという、論点を進められなかった。
その理由は、政府も官僚も、企業や国民も、経営感覚を持っていないこと。

http://www.ustream.tv/channel/iwj-hyogo1