ある歌い女の思い出

ある歌い女の思い出 1994年 チュニジア・フランス

Saimt el Qusur
The Silences of the Palace
「館の沈黙」(アラビア語原題「サムトゥル・カスル」/フランス語題「レ・スィランス・デュ・パレ」

監督・脚本・編集 ムフィーダ・トゥラートリ
出演 アーメル・ヘディリ
   ヘンド・サブリ
   ガーリア・ラクロワ
   ナジィア・エルギー

チュニジア王家最後の皇太子に我が子のように愛されて育った、召使の娘アリヤ。
彼女は母の死をきっかけに王宮を飛び出し、酒場の歌い女となる。

主人公のアリヤを二人の女優が演じる。
ほぼ同年齢、なぜ二人必要かと考えてみると、時間の経過を表わしたかった。
時間軸を交叉さして描くため、女優が区別できないそう思ってか、二人にほくろを付けた。

ふんだんに音楽をかぶせ、女優に歌を歌わせている。
チュニジアという国を、連想させてくれる。
古く感じさせない、作品だった。
   
http://www.youtube.com/watch?v=eUZqNjs5FF8