女はみんな生きている
女はみんな生きている 2002年 FRANCE
CHAOS
ある夜、エレーヌとポールは、暴漢に襲われる女と遭遇するが、
その場を逃げ去ってしまう。
その後、とんでもないドラマが始まる。
監督 コリーヌ・セル
出演 ラシダ・ブラクニ
カトリーヌ・フロ
ヴァンサン・ランドン
メイキング映像が面白かった。
監督の手振り、撮影当時のフィルムとデジタル撮りの違いを考えていた。
俳優・スタッフにとって、デジタル製作は何が変わったか、インタビューしている。
監督が自前でカメラを握る、受ける俳優やスタッフは至極真面目な顔。
描かれるなかの、回想するシーンが長時間にわたる。
過去と現在のバランスが、異様に感じる。
犯罪シンジケートを復讐を繰り返す、拉致された女性が主人公。
自立した生活をさせようと妹に説得するが、それがうまく伝わらない。
娼婦として扱われる女性の復権を、訴えかけた内容。
ストレートにイスラム教を批判している、微妙な話。
力強い、発言を込めた作品である。