三井三池炭鉱

三井三池炭鉱

中島 岳志の本を読んでいる途中です。
森崎和江との対談、日本断層論
社会の矛盾を生きるために。

中島氏の関連として読み始めている。
森崎氏は、ずっとまえに読んだ気がしています。
なかに三井三池炭鉱での三池闘争が話される。
何があったのか、何も知らなかった。
60年安保闘争とほぼ同時期に起きた戦後最大の労働争議
だから学ぶにしても、安保が先にきて労働については後回しになった。

炭鉱がどういう状況にあったのか、わからないだろうか?
そう思って、CDを借りて観る。

日本断層論は、2011年4月出版
次のCDは、2005年。
時間に追いまくられて、記憶と記録が閉ざされようとする、ぎりぎりの状態にあることがよくわかる。
いくら超高齢化社会といっても、文書・映像で伝えるにも限界がある。
このCDで知ったことは、炭鉱産業は140年行われてきた。
そのあと石油産業、そして原発がまだ40年と経っていないこと。

それじゃー後戻りするしかないでしょう。
まだまだこの地球にお世話になるのだったら、地球から離れないのであれば、
脱原発に進まなくてどうする・・・。


  Echoes from the Miike Mine
◎三池 
 終わらない炭鉱の物語  2005年 103分

 監督 熊谷博子
 ナレーター 中里雅子

三池炭鉱の廃坑跡に足を踏み入れたその瞬間です。
地底から、働いていた人の声が本当に聞こえた気がしました。
地元の人から突き付けられた「負の遺産」という言葉。
戦前の囚人労働、強制連行、戦後の労働争議、炭鉱事故。
そこで必死に生きた人がいる。

映画を完成するまでに7年かかりました。
100人近い方たちの証言と30を超す炭鉱関連施設の撮影。


驚いたのは、熊谷監督。
女性でありながら、女性だからなのか、この映画に並々ならない情熱を傾けたこと。
肉体労働とは、どんなものか?
お判りなんでしょう。

 ◎故郷を失った人々  コート・イン・ビトウィーン 2004年

   監督 リナ・ホシノ アメリカ  25分

元日系拘留者 ユリ・コウチヤマ は語る
「戦争で真っ先に犠牲になるのは”真実”だと」

ユキヤは伝える
「僕が選ぶもの それは無条件の愛」

別のCDを観ました、アメリカ在住の日系だけあって、すごい。