ひいてしまうこと

ひいてしまうこと

書こうと思っていてもなかなか書けないこと。
それを云ってもはじまらない、あなたが考えることではないでしょう。
そう答えが返ってくるのが、わかること。
知っている人しか知らないでしょうが、集団構造のマンションには管理組合が備わっています。
そのマンションの運営には、市や県、国土交通省が管轄をしています。

皆さんよく存知のように2011年、築30年を経過したマンションは100万戸というニュースが伝わりました。
さらに国土交通省が関わろうとしていることは、管理組合の運営についてだそうです。
管理組合の構成員が高齢化することにより、自分たちの力では運営が立ち行かなくなるそうです。
そこで国土交通省は、第三者に委託できるように法律を改正したいようです。

国といって頼りになる存在でないことは、皆さんご承知でしょう。
2011年でそれは明らかになったはずです。
年金の資金で大判ふるまいをして、こんな日本の経済に成り下がりました。
商店街に空き家が生まれ、新しい家は次から次へと誕生します。
私たちは、自分たちの将来をすべて国に預けています。
国は、将来のことを考えていると思われますか?

年金と同じ不祥事なことが、この管理組合に起こる可能性があります。
その主な原因が、日本の人口が減少しているにもかかわらず新しい住宅が増設されていることです。
誰でも新しい家に住みたいでしょうし、豊かな人は多くの家屋を持てばよいでしょう。
しかし商店街にある、シャッターで閉ざされた店を想像してください、あれを作り上げたのは誰ですか?
最悪のパターンは住まいがゴーストタウンになって、都会に出るという生活になります。

国土交通省は、法律の改正をやろうとしていますが、もっと大事なことがあるはずです。
これがいつまでも続くわけには、行かなくなります。
あの天まで届くような高層マンションを見てください、高層マンションに住む人全てが豊かでありえるはずがありません。
家賃を払う必要がなくとも、管理費が払えなくなる人が必ず現れてきます。
棲んでいるマンションもいつまでも住めるわけには、いけません、建て替えるべき時がいつかやって来るのです。
その時代は、もうそこまでやってきています。
シャッターの閉まった商店があるように、住民のいないマンションがどんどん生まれ、
管理費の滞納されるのを防げない時が迫っています。
人口が減少するのはわかっているにもかかわらず、その準備を一向にやろうとはしていません。

あの高層住宅の改築費用は、だれが負担できるでしょうか?
それに輪をかけて、電力に頼り切ってしまった都会の生活を修正しなければならないときがやってきました。
建て替え、廃炉、人生の終末、いつかは必ずやって来るのです。
国土交通省だといって、逃げ隠れすることはできません。

そして、電力料金がめまぐるしく値上げを繰り返すでしょう。
こういうことを考えている人がいた、ということをお見知りおきください。