帰属意識
自分を覆ってくれるような、雰囲気を醸してくれる。
一人暮らしをしている者にとって、香しい空間。
めったに会えない、中学生や若者と中年層、
彼らの笑いの世界に入り込めた。
ワークショップの主催者並びにファシリテーターが、一分の休みなく声をからして、
発信を繰り返す。
確かに表現を学ぼうとしているのだが、自分の声を出す機会がない。
人に向かって表現するのでなく、メンバーたちと相談することがメーンになる。
ファシリテーターはのどをからして、我々を巻き込むが、表現しているという実感がない。
メンバーにあるのは、同じ参加者だという「帰属意識」を持ち始めたのだろうか。
参加者の「顔」が、参加者の「記憶」としてインプットされるようだ。
私は記憶として残らないが、女性は残りそう。
このワークショップに入ろうとして、過去の経験や考えを披露して進める。
新しいショップごとに、その同じ過去を披露しなければならないとなれば、
家族のよう親密になれたと思うのは、誤解かもしれない。
帰属感を覚えると、ほっとする。
自分の心が、解放された喜びなのかも。