サービス付き高齢者向け住宅

サービス付き高齢者向け住宅



  見学と食事つき

  その珍しさにひきつられて、ごちそうになった。

  大浴場から各部屋の内装まで、販売中の中身を見学させてもらった。





  開設から8年以上たって、常時招待されているらしい。

  若い女性がほとんど対応しているので、サービス申し分ないのだろう。

  月々の管理費が20万円以上というところで、私の質問は萎えてしまった。

  別の空間に介護棟を設けている。





  駅から10分で現地に着くという便利さ、さらに30分毎バスでピストン運転する。

  施設の立っている場所が、住宅で密集しているので、驚いてしまった。

  階を上がるたび、屋根の密集を眺めて喜ぶものだろうかと思った。





  家を買うというより、賃貸に住むという感覚。

  費用が想像以上の金額のため、反対にその費用をかけるのなら、

  もっと別の場所で違う楽しみ方をと想像してしまう。

  サービスを買うという意識が、大切かもしれない。




  玄関前にある庭を散歩することで、ほっとさせてもらった。

  近頃の病院に、めったにお目にかかれない空間です。

  花など植物の剪定に、力を入れているようです。

  こざっぱりしています。





  各部屋を見学すと、電気設備が目につきます。

  各部屋には空調設備が必要です、それは自前になるそうです。

  訪問時、部屋を行き来したのですがその空間も、

  空調システムが配備されているわけです。

  この電気にまみれた世界から脱皮したいのに、電力の世話にならなくてはならない。





  自前で交通機関を抱えた、この施設。

  薄着をして、電気に暖房してもらう便利さ。

  フィットネスの部屋があっても、なんとなく使いづらい、

  人におんぶしてもらっているような、感覚があります。





  部屋に閉じこもっている毎日ですが、

  身体を動かしながら、外を出歩きたいものです。

  見学させてもらって、いまのままではいけない実感をしました。

  足の裏が、ぼこぼこして不安定な歩きをしています。