お迎え現象とつながりの心理

いのちを考える

演題:「お迎え現象」とつながりの心理


講師:大井 玄  氏 ( 東京大学名誉教授 )

略歴:1935年生れ、東京大学医学部卒業。
ハーバード大学公衆衛生大学院修了。東大医学部教授などを経て、国立環境研究所所長を務めた。
専門は社会医学、一般内科、在宅医療、心療内科、環境医学。現在も臨床医として、終末期医療全般に
関わる。著書に「終末期医療」「痴呆の哲学」「痴呆老人は何を見ているか」「人間の往生」など。




講演概要:「お迎え現象」は、終末期にある人がすでに亡くなった親しい人と会う現象である。
この現象は霊魂の存在から解釈することも、脳の認識機能から説明することも可能に見えるが、
いずれにせよ、その中核には「つながりの心理」が働いでいるように見える。
つながることにより、私たちは安堵するのである。

お迎え現象とは何か

目に見えぬ「何か」の二種の判断:W・ジェイムズ「宗教経験の諸相」


霊的存在(神・仏)を実感する


認識的解釈


世界は観測方法、考え方により決まる


レジュメの一部


講演の話のつながりが掴めず、ぼんやりとした頭で帰る。
終末期医療に関わっているのなら、文章も読んだかもしれない。
ひきつけられるような、興味を感じた。

普通の講演では、お会いできないような方なのだろう。
一流すぎるというのか、著作の題名に「痴呆」という言葉を使うなど。

学問の領域を説明するにも、聞いたことのない部類。
社会医学、環境医学。
言葉で社会学と仰っているのがきこえる。
マイクの声が小さいのか、私の耳が悪いのか、よく聞こえない。

通常ならば、「きこえません」という受講者の声が出てくるはずなのに
出てこない。参加者の年齢が若いのだろう。


2011年の日本から、「公共」という領域があやふやになってきている。
そして、強く目に焼き付けるのが「大阪」という土地風土。

その現在の日本に「社会医学」とか「環境医学」という領域で、
誰が患者で、誰が医療費を負担するというのだろうか。
国が医療費を負担しようとしていないことは、国民の誰しもがうけいれている常識である。


そういう分野で活躍されている方ということを知りました。
興味が出てきます。