信さん  炭鉱町のセレナーデ

信さん 炭鉱町のセレナーデ   2010年  日本

監督 平山秀幸
出演 小雪
   池村壮亮
   石田卓也
   光石研
   中尾ミエ
原作 辻内智貴

昭和38年、美智代は故郷である福岡の炭鉱町に小学生の守とともに帰ってきた。
ある日、悪がきたちに囲まれた守の前に、ひとりの少年が現れ救ってくれる。
親を早くに亡くし、親戚に引き取られていた信さん。


導入の段階で涙を流す、なぜ、どうして。
守が見ている前で、信さんをきつく抱きしめる美智代。
それをおとなしく見つめる、守。

貧困のすさまじさを忘れるような経済発展。
その時を隔てて、新たな貧しさを感じさせるいまの社会。
ほっとさせる束の間の映像。

炭鉱の生活は、もっと遠い世界だと思っていたが次の世界かもしれない。
石油はもちろん、ウランの蓄積量が、100年分もないのでは・・・・。
再び石炭のエネルギーに戻るかもしれない。

日本の歴史、2011年。
次の不幸を予期するかのような、エネルギー革命のはなし。
優しく接することの大切さを、おしえてくれる映画。



http://www.youtube.com/watch?v=UOkcfwMFsds