大阪ハムレット

大阪ハムレット 2008年 日本
不器用だけど、居きることに真剣やねん

原作 森下裕美大阪ハムレット
監督 光石冨士朗
出演 松坂慶子
   岸部一徳
   森田直幸
   大塚智哉
   久野雅弘
   加藤夏希

大阪の下町で暮らす久保家。お父ちゃんの突然の死以来、
一家の大黒柱になっているのは、肝っ玉母ちゃん、房子。
49日も済まないうちに、ヘタレな叔父が転がり込んでくる。

「人生いろいろあるけれど、生きとったら、それでええやん」
大人から子供まで、抱える問題があっても、気にもせず乗り越えてゆく。
そのバイタリティーは、どこから来るのか?
大阪か、それとも下町だからか?

ジェンダーのテーマを正面から取り上げる。
年上の女房って、いくつまで可能か?
男って、女ってんなぁに?

小さな問題に翻弄される、女男を笑い飛ばす。
父親が誰だって、いいじゃないか?
みんなの子どもで、いいじゃない〜。
そうではないです、お母さんの子どもであれば、誰が父親でもいいのです。

学校の先生、研修生はゆるいのでしょうか?
マニキュアつけるは、生徒と一緒にカラオケは入るわ。
恋人を背負って、自動改札口を抱っこして通る。
(一人前の料金しか支払せず)
「私のお父ちゃんに、なってほしい」

ほんわか雰囲気と風景の映像が、心を和ましてくれる。
暴力シーンは、もうたくさんなのにサービスがあふれている。
女でも男でもいいと、話を訴えているのに暴力が・・。

2012年の大阪市では、考えれない<ハレンチな先生の>研修生。
今は、国旗掲揚で起立しなければ、解雇されるのでは・・・。
政治が、大きく右寄りに歩もうとしているのだから。

http://www.youtube.com/watch?v=6v67Ilr0a_8