独り舞台

独り舞台

合奏、合唱。
独りで演じる、唄うという形式を重視しない。
独りで歌うのではなく、デュエットのような芸術。

講演も、議論を展開し出演者の双方が
掛け合って、論点を追及しようとする。
典型的なのが、一方の人が司会をするというスタイル。

対談で語り合う時、内容がわかりやすいが、個人の意見が薄められて
同調して語られる。
無難な結末に収めようとする、雰囲気があふれてしまう。
まるで時間に追われているかのよう。

AKBがどんな人で、どういう声質の人か、そういう性格の人か知らない。
個々の声を聞くとしても、考えを発言することはあるまい。
審議会・諮問委員会でも、たぶん同じだろう。
同調することに重きが置かれ個人の意見・主張は、最後まで語られることはない。

大衆・聴衆に向かって意見を述べるという、習慣を欠いているのではないか。
政治家の政党化、集団化。
同調すること、意見をまとめることを重視するあまり、その考えに至るプロセスを人に伝えようとしない。
つまり、自らの意見を論理的に述べる、機会を避けている。
書籍の出版など、説明をすることを避けている、公人が多すぎるのではないか?

大衆と同じように、烏合の衆と落ちぶれている。
地に足の着いた、聴衆と一体になって考えようとする、講演が少ない。
話すほうも聞くほうも、焦っているんでしょうか?

情報を提供するメディアのほうも、地道な活動を展開できないか?
集団化した論議が繰り返されている、これが限界というものか?