委員長の笑顔

委員長の笑顔


国会事故調(国会東京電力福島原子力発電所事故調査委員会
黒川清委員長と、宇田左近調査総括による記者会見

自由報道協会 主催で8月1日ニコニコで生放送されました。

ニコニコでは、関連番組として「原発は明らかに人災」
国会事故調 振り返り36時間 という番組もあります。
時間があれば、見ようとしているのですが、その気になりません。
ストックをしているのですが、開けないままで放置しています。


「原発事故は明らかに人災」 国会事故調 振り返り36時間 vol.1
「原発事故は明らかに人災」 国会事故調 振り返り36時間 vol.2

広報という類の文書や、それに通じる会合など興味がある方がおかしいかも。
記者連には報告書が手渡されているのでしょうが、委員長の概説の話もわかりません。

言葉の端々に、黒川委員長の笑顔が印象的に感じました。
話す相手に笑顔を交わすなど、どういう育ちの人だろうかと想像します。
隣の宇田氏とは、正反対で、彼が一般的なタイプに見えます。

ネットで調べてみると、なんとなく理由がわかりかけてきました。
日本の医学者なんですね。
東大卒の方なんです。

環境省の事故、原子力規制員会人事、田中俊一 と同じ。
原子力推進の中核にいた田中俊一・元原子力学会会長を、原子力規制委員会
据えようと政府は目論んでいる。

その人物を知らない者にとって、これほど国民の前で行き渡った名前はない。
本人は、原子力規制委員会に入ることを望んでいるのだろかと・・・
思いたくなるほど。

裁判員制度を連想する、やらなければいけない職業の人がいる。
それも高額の給与を支給され、なお社会的地位を持っている職員が。
その上で、なお国民が裁判員として臨時の職を託される儀式。

国会が事故調査委員会を設けたのは、憲政史上初めてだという解説でこのニコニコ
番組が開かれている。
事故調が三つ四つ作られる必要などなく、旧態依然の調査機関で充分なはず。
それが果たせないのは、官僚の力でやろうとせず、官僚を介して第三者にやらそうとしているだけ。
主体は誰なのか。

福島原発自爆について、電源喪失の話があります。
電力を得るために原発を使い、いざとなったとき(電源喪失)のことを想定していなかった。
自己矛盾です。
こんなことを専門家が考えていない、それを知った国民も3・11で初めてわかった。

政治家だけに限らず、官僚・有識者すべて、リセットした状態で取り組むなければいけないのが、
いま振り返りをしてみること。
専門家などいないのは、熟知したはず。
次の世代の人に、バトンを渡すこと、それが年長者の果たすべき最低限のしごと。